とくに小さい子どもがいる家庭では、テーブルに傷がつきやすく、どうすれば防止できるのか頭を悩ませる親御さんも多いでしょう。そこで、テーブルに傷をつけにくいアイテムを3つ紹介します。傷がついてしまった場合に使える市販アイテムも解説しています。
家族で食事をしたり、勉強や仕事をしたりと、ダイニングテーブルは生活の中心的存在といえるでしょう。せっかく新しく買ったのに傷がついてしまったら、誰でもがっかりしてしまうはずです。
小さな子どもがいる家庭であれば、お絵描きをしたり、おもちゃで遊んだりと、テーブルに傷がつく要素がたくさんあります。
そこで今回は、テーブルに傷がつかないようにする方法に加え、傷がついてしまったときの対処法についても紹介します。
テーブルに傷がつくのを防ぐアイデア
テーブルは頑丈に作られてはいますが、ちょっとしたきっかけで傷がついてしまうことがあります。たとえば、でき上がった料理をテーブル上に運び、小さい子どもがご飯を食べるという少しの動作だけでも、テーブルが傷つくポイントが数多く存在します。
しかし、自分で注意するだけでは、十分に傷を防げるとは限りません。そこでテーブルマットをはじめとする、傷を防ぐための3つのアイデアを紹介します。
テーブルマットを敷く
テーブルマットは、ダイニングテーブルの傷防止アイテムとしてよく使われています。透明なゴム素材から作られることが多いため、テーブル本来のデザインを損なわずに傷を防止できるのです。
また、小さい子どもがいる場合でも、柔らかい素材でテーブルに傷がつかないことはもちろん、子どもが怪我をするリスクも軽減できます。
市販のものでも自分でカットすることでサイズを調整できますが、プロに頼むことで、よりクオリティの高いテーブルマットを作れるため、専門業者に依頼するのもよいでしょう。
食べカスをさっと拭きたい方や柔らかい素材など、安全面に気を配りたい方におすすめです。
ガラス製の板を置く
ガラス板も透明に作られているものであれば、テーブル本来のデザインを楽しみつつ、傷を防止できるでしょう。また、そのほかの材質と比べ、ガラスは重いため、小さい子どもが暴れてもずれてしまう心配がありません。
テーブルのサイズに合ったガラス板を探すのは難しいものの、高級感を演出しつつ傷を防止したい方におすすめです。
テーブルクロスを使用する
ヨーロッパでは8世紀ごろから使われていたとされているテーブルクロスは、最も簡単に取り入れられる傷防止アイテムです。多くの家電量販店などで購入でき、さまざまなデザインのなかから、季節や気分に合わせて自由に選べます。
テーブルのデザインが隠れてしまうことが気にならず、部屋の雰囲気や季節に応じたデザインを楽しみたい方におすすめです。
テーブルの保護をするアイテムの選び方
テーブルの傷を防止するアイテムを紹介します。
ここでは、どのようなポイントに注目して傷防止アイテムを選べばよいかについて、3つの方法を紹介します。自分のダイニングテーブルに照らし合わせながら、これから紹介する方法を試してみてください。
厚み
特にテーブルマットを使用する場合は、重視するポイントでその厚さを選んでいきましょう。厚さ1mm以下のものであれば比較的軽量で持ち上げやすく、気軽に掃除できます。
また、マットの厚さが薄手であることで、テーブル本来のデザインをより身近に感じられるでしょう。
一方で、厚さ1.5mm以上のテーブルマットの場合、多少強い衝撃でもテーブルに傷がつきにくいことが特徴です。薄手のテーブルマットと比べ重いことで、ずれにくく安定感があることもメリットといえます。
このように、テーブルマットの厚さによってよさに違いがあるため、自分の好みや重視するポイントで選んでいきましょう。
耐熱や抗菌などの機能
小さい子どもがいる場合、食事する機会が多いテーブルの衛生状態を、良好に保つことは必要不可欠です。そのため、抗菌性に優れているなどの衛生面にも気を配っていきましょう。
ビニール製であれば、もともと撥水性や防水性があることが多いですが、加えて耐熱性が高い製品を使うと、熱い食器をおくことによる塗料の剥がれなどを防止できます。
こどもの安全を確保しつつ、快適に食事するためにも、機能性に富んだ製品を使うことがおすすめです。
デザイン
テーブルの雰囲気をどうしたいかによって、おすすめのデザインが異なります。木目や大理石などのテーブル本来のデザインを大事にしたいのであれば、透明なテーブルマットやガラス板がよいでしょう。
こうすることで、木のぬくもりや大理石の高級感を残したまま傷を防止できます。
一方で、部屋の雰囲気や季節、そのときの気分で頻繁にデザインを変えたい方には、色付きや柄物のテーブルマットやテーブルクロスがおすすめです。テーブルをとおして、どのような雰囲気を演出したいかによって、選ぶべきデザインはさまざまだといえます。
もしも傷がついたときの対処法
あらかじめテーブルに傷がつかないように対策しておくことも大事ですが、どれだけ対策していても傷がついてしまう場合があります。とくに小さな子どもがいると、テーブルの材質を問わず、ちょっとしたきっかけで傷ができてしまうこともあるでしょう。
傷ついたままにしておくと、見た目に影響することはもちろん、木片やガラス片によって重大な怪我を引き起こしかねません。
ここでは、誤ってテーブルに傷がついてしまったときの対処法を3つ紹介しますので、ぜひ覚えておいてください。
ひっかき傷
料理がのったお皿を引きずったり、フォークやナイフ、カッターなどで切ってしまったりするときにできる傷は、比較的目立ちやすい傾向があります。しかし、ほとんどのケースは浅い傷なため、木工補修用マーカーやクレヨンでの補修が可能です。
細めの傷であればマーカー、太めの傷であればクレヨンのように使い分けましょう。テーブルの色や材質によって複数の色を使い分けるのもポイントです。ただし、濃い色のテーブルであれば目立ちにくいですが、薄い色のテーブルでは目立ってしまうので注意が必要
です。
また、本格的に傷を治したい場合は、紙ヤスリを使い、最後にオイルでコーティングする方法もあります。傷の種類や直したい程度によって、いろいろな方法を検討してみましょう。
へこみ傷
テーブルの上に食器を置いたり、椅子をぶつけたりしたときにできるへこみ傷は、光の加減によっては目立ちやすく傷も深いため、やや修繕難易度が高いといえます。
しかし、市販の木工補修用樹脂スティックを利用することで、DIYに慣れていない初心者の方でも簡単に修繕可能です。傷を樹脂で埋めたあと、紙ヤスリなどで形を整えることで、ほとんど傷が目立たなくなるでしょう。
最終手段はプロに任せる
今では、市販で多くの修繕アイテムを手に入れられます。しかし、慣れてないまま自分で行ってしまうと、傷が直るどころか、さらに傷を大きくしてしまったり、テーブルそのものを劣化させてしまったりすることもありえるのです。
自分での修繕が少しでも難しいと感じたら、専門の業者に依頼するのがおすすめです。多少費用はかかってしまいますが、自分で修繕しようとして失敗したときには業者に依頼するよりも費用がかかる可能性もあります。
また、知識と経験が豊富な専門業者であれば、傷の深さやテーブルの材質に応じた適切な処置を施してもらえるため、ぜひ検討してみてください。
テーブルにある天板とはなにかご存知でしょうか。天板にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴も異なります。天板の種類などについて、こちらで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
まとめ
テーブルに傷がついてしまっても、市販の補修アイテムで比較的簡単に直せるものもありますます。しかし、失敗したときのリスクを考えると、自分で直すことはおすすめできません。
そのため、お金を払って専門業者に依頼することになりますが、そうなる前に事前に対策しておくのが最も効果的です。
テーブルマット“匠”は、ポリウレタン層で塩化ビニル層をサンドした3層構造で製造しています。熱処理・紫外線防止加工など複数の処理を施すことにより、一般のマットよりも数段高い信頼性を実現しています。
取り扱いもしやすく食べこぼしなども簡単に拭ける上、テーブルの傷も防いでくれるテーブルマットを日常的に使うことで、予期せぬ傷がつくことや傷の修復に伴う出費をあらかじめ防止しておきましょう。