テーブルは、部屋の印象を大きく左右する家具です。部屋の模様替えや引っ越しなどで、新しくテーブルを購入したいと考えている人のなかには、どんなテーブルを選べばよいか迷っている人もいるでしょう。
テーブルとひとくちに言っても、小さなものもあれば、大きなもの、高さのあるもの、低いものとさまざまです。本記事でさまざまなテーブルの種類と特徴をお伝えしますので、テーブルの購入を検討していれば、ぜひ参考にしてください。
さまざまなテーブルの種類と特徴
テーブルといってもその大きさやデザインはさまざまで、どれを選べばよいか迷っている人も多いでしょう。テーブルを選ぶ際は、設置場所と、どういったデザインのものを置くかがとても重要です。
代表的なテーブルの種類とその特徴をお伝えしますので、テーブルを購入する際のヒントにしてください。
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルは、イスとセットで使われることが多い食事用の大きなテーブルです。長方形のものが一般的ですが、最近は楕円形・円形など、さまざまな形のものが作られています。
日本でダイニングテーブルが使われるようになったのは、1950年代ごろです。戦後の公営住宅にダイニングキッチンが作られたのをきっかけに、生活に浸透していきました。
ダイニングテーブルは、料理だけでなく食器や調味料、飲み物なども置くので、少し大きめのものを選ぶとゆったりと使えます。ダイニングのなかで最も目立つため、部屋の雰囲気に合う素材・形のものを選びましょう。
センターテーブル
センターテーブルは、部屋の中央に置くためのテーブルです。ティーテーブルやコーヒーテーブルと呼ばれることもあります。
ヨーロッパでは、17世紀後半ごろから使われていましたが、日本では戦後、生活様式が欧米化するのにともなって定着しました。
センターテーブルは円形や正方形など、さまざまな形のものが作られており、天板の素材も木のほか、ガラスやプラスチックなど多種多様です。ソファとの組み合わせや、部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
エクステンションテーブル
エクステンションテーブルは、天板の面積が変えられるテーブルを指します。「伸縮式テーブル」や「伸長式テーブル」とも呼ばれることがあるタイプです。16世紀初頭にヨーロッパで流行し、本来は大衆食堂のテーブルとして使われていました。
エクステンションテーブルの天板を広げる仕組みはさまざまで、仕組みによって「バタフライテーブル」や「ドローリーフテーブル」などに分けられます。
バタフライテーブルは天板に折りたたみ式の補助板がついたテーブルで、補助板を広げることで、天板の面積を広げられます。ドローリーフテーブルは天板の下に補助板が収納されており、補助板を引き出して使うエクステンションテーブルです。
いずれも補助板を使わないときは収納しておけるため、使う人数に合わせて大きさを変えられるのが魅力です。
クッキングテーブル
クッキングテーブルは、天板の中央にガスコンロや鉄板、焼き網などが付いているテーブルです。最近は、IHクッキングヒーターが付いているものもあります。
ガス管を接続して使うものは家庭や飲食店で使われることが多く、カセットボンベなどがセットできるものはアウトドアで使われることが多いです。
家庭用・飲食店用のクッキングテーブルの場合、コンロがある部分にカバーをはめ込むことで、普通のダイニングテーブルとしても使えます。
コーナーテーブル
コーナーテーブルは、L字型のソファや椅子の横に置くためのテーブルです。壁際に設置したときに、壁にぴったりフィットするように三角形になっています。
コーナーテーブルにも、収納が付いたものやキャスターが付いたものなど、種類はさまざまです。どこに設置するかを考えて選ぶとよいでしょう。
ローテーブル
ローテーブルは、高さの低いテーブル全般を指します。高さは、30cm~40cm程度のものが多く、床に座った状態でも使いやすいのが特徴です。
天板の形は長方形や円形が基本ですが、素材はガラスやメタル、木、プラスチックとさまざまです。高さがない分、部屋の中央に置いても室内空間を圧迫しないメリットがあります。
サイドテーブル
サイドテーブルは、補助的に利用する小さなテーブルです。主に大きなテーブルやソファ、ベッドなどの横に置かれます。エンドテーブルと呼ばれることもあり、肘掛け程度の高さのものが主流です。
サイドテーブルには、収納が付いているものや、キャスターが付いていて室内を移動できるものなどもあります。
また、同シリーズの大きなテーブルと組み合わせて、エクステンションテーブルのように使うことができるものもあるので、使う場所や置きたい物に合わせて選びましょう。
コンソールテーブル
コンソールテーブルは、窓際や壁際に設置する奥行きの短いテーブルです。18世紀ごろに、ヨーロッパ貴族の間で使われるようになりました。
奥行きがないため、大きなものは乗せられませんが、花瓶や鉢植え、写真、照明器具などを置くのにぴったりです。最近は、そのおしゃれなデザインと利便性から、玄関や廊下に設置する家庭も増えています。
ミーティングテーブル
オフィスで使うことを前提に作られた、会議用のテーブルがミーティングテーブルです。オフィスでの使用を前提としているため、配線用の穴や電源タップが付いているものも多いです。
円形・長方形など形はさまざまで、会議だけでなく来客用デスクや臨時のワークスペース、フリーアドレスデスクとしても使われることがあります。
ライティングテーブル
ライティングテーブルとは、書き物をするためのコンパクトなテーブルを指します。なかには天板の下に収納が付いていて、便せん・ペンなどをしまっておけるものもあります。
本棚とデスクが一体となったライティングデスクよりも小ぶりで、簡単な作りのものを「ライティングテーブル」と呼ぶことが多いです。
ドレッシングテーブル
ドレッシングテーブルは、ドレッサーとも呼ばれる化粧用の机です。大きな鏡や三面鏡、座って化粧をするための椅子、化粧用具や化粧品を収納しておく引き出しが付いているのが一般的です。
ベッドルームに設置されることが多く、ものによっては鏡を畳んで、シンプルなテーブルやデスクとして使用できるものもあります。
ガーデンテーブル
屋外で使用するためのテーブルを、ガーデンテーブルといいます。ガーデンテーブルは、屋外に置きっぱなしされることが多いため、雨風にさらされ続けても壊れにくい頑丈さが求められます。
素材は木や金属のほか、プラスチック、ラタンなどが多く使われており、折りたたみ製のものも多数市販されています。
昇降テーブル
昇降テーブルは「リフティングテーブル」とも呼ばれるテーブルで、自由に高さが変えられるのが特徴です。
一般的には、金属性製の脚の部分を付属のレバーなどで調整して、高さを変えます。使う人の身長や用途に合わせて調整できるので、ひとつのテーブルを長く使いたい人におすすめです。
リビングのセンターテーブルやサイドテーブルとして使うだけでなく、スタンディングデスクなど、さまざまな使い方ができるのが魅力です。
テーブル選びの際は、材質にも着目しましょう。こちらで木材ごとの解説をしています。
まとめ
テーブルとひとくちに言っても、さまざまな種類があります。テーブルの購入を検討しているときは、設置場所と用途に合わせて、適したテーブルを選びましょう。
新しくテーブルを購入する際は、テーブルマットも一緒に購入することをおすすめします。天板にテーブルマットを敷けば汚れや傷が付きにくくなり、きれいな状態を長くキープできるでしょう。
テーブルマット匠の特徴は、その優れた透明度と丈夫さ、手入れの容易さが挙げられます。また、サイズや形は自由にオーダーメイド可能なため、コンセントの付いたテーブルや、変わった形のテーブルにも対応しています。