鏡面仕上げのテーブルのメリット・デメリットは?傷を防ぐお手入れ方法も

鏡面仕上げのテーブルのメリット・デメリットは?傷を防ぐお手入れ方法も洗練された上質な空間を実現したい、部屋のインテリアにマッチした美しいテーブルを導入したい、と考えているのなら鏡面仕上げしたテーブルがおすすめです。ただ、鏡面仕上げのテーブルには、メリットだけでなくデメリットもあるため、購入前に把握しておくことをおすすめします。

本記事では、鏡面仕上げしたテーブルのメリット・デメリットをはじめ、購入時の美しい状態を長く保つコツについても解説します。

高級感のある空間には鏡面仕上げのテーブルを

高級感のある空間には鏡面仕上げのテーブルを
テーブル天板の表面加工には、帯鋸仕上げや丸カンナ仕上げなどいくつかの種類があります。なかでも、高級感ある仕上がりを実現できるのが「鏡面仕上げ」と呼ばれる加工方法です。上質な空間を目指すのなら、鏡面仕上げのテーブルの導入を検討してみましょう。

鏡面仕上げとは表面加工の一種

鏡面仕上げとは表面加工の一種
鏡面仕上げとは、金属や塗装した木材などの表面を磨いて鏡のように仕上げる表面加工方法です。研磨剤を用いて表面全体を磨きあげ、光の反射にムラが生じないよう均一に仕上げます。

塗装した木材から成る家具を鏡面仕上げする工法には2種類あり、ひとつはポリエステル塗料を何層にも塗り重ねて表面を繰り返し磨く方法、もうひとつはUV塗料を塗布した表面に紫外線をあてて硬化させる方法です。

高級家具の代名詞といわれることも

鏡面仕上げの家具では、塗りと磨きを幾度となく繰り返して光沢を出そうとすると、熟練の職人による高度な技術が必要です。艶やかで高級感ある外見に仕上げるためには多大な手間と時間がかかり、高級家具の代名詞と呼ばれることもあります。

高級家具の代名詞といわれることも
高級感のある仕上がりになることから、鏡面仕上げはブランドショップの什器に採用されるケースも少なくありません。また、ピアノや上質なシステムキッチン、オーダーメイド家具、役員室の家具などに用いられることもあります。

鏡面仕上げのテーブルの価格帯

高度な職人の技術が求められる仕上げ方法であるため、鏡面仕上げしたテーブルの価格は高くなりがちです。ただ、折り畳み形式のローテーブルやシンプルな形状のリビングテーブルなどなら、1万円前後で販売されている製品もあります。
既製品のダイニングテーブルなら、価格の目安は4~8万円前後です。輸入家具になると価格はさらに高くなる傾向があります。また、オーダーメイド家具の場合は、仕様によって費用が大きく変化するため注意が必要です。オーダーメイドなら10万円以上を目安にするとよいでしょう。

鏡面仕上げのテーブルのメリット

鏡面仕上げしたテーブルの特長は、他に類を見ない高級感と見た目の美しさ、上質さです。また、表面がツルツルしているため掃除がしやすく、メンテナンス性にも優れています。以下、鏡面仕上げのテーブルを導入する3つのメリットを解説します。

重厚感・高級感

重厚感・高級感

鏡面仕上げならではの高級感と重厚感を楽しめる点が、鏡面仕上げしたテーブルの魅力です。そのため、高級ホテルの客室を彷彿とさせる重厚な空間を容易に構築できるほか、モダンやモノトーンなどさまざまなインテリアのデザインにもマッチします。

また、鏡面仕上げは黒や白の製品以外にも、また木目調のテーブルにも対応可能です。光沢の程度をオーダーできるケースもあり、好みや部屋のインテリアにあわせた選択を行えます。

拭き掃除で汚れがすぐ落ちる

表面を幾度にもわたり磨きあげる加工方法であることから、表面をツルツルした質感に仕上げられ、掃除が容易である点もメリットです。食べものや飲みものをこぼした際にも、乾拭きのみで速やかに汚れを除去できます。

塗料を何度も塗り重ねたテーブルなら、表面に複層の幕が張られているため汚れに強く、内部までしみ込む心配がありません。したがって、ダイニングテーブルとしての使用にも適しています。

部屋の圧迫感を軽減できる

白や木目など、色合いの明るい家具を鏡面仕上げした場合、テーブルの天板が光を反射するため部屋を明るく見せる効果が期待できます。空間を広く感じさせられて部屋の圧迫感を軽減でき、開放的な空間を演出できます。
部屋の圧迫感を軽減できる
このような理由から、狭いダイニングへの設置もおすすめです。また、背の高いキャビネットや本棚などを設置している部屋にも、鏡面仕上げしたテーブルは適しています。

鏡面仕上げのテーブルのデメリット

鏡面仕上げのテーブルにはいくつものメリットがある反面、デメリットもあります。高価格帯の製品が多く出費が増えがち、使用する環境によってはメンテナンスに手間がかかる、傷や衝撃に弱い製品もあって使用時に配慮を要する、などが代表的なデメリットです。

値段が高い

熟練の職人が塗膜を0.1mm単位で研磨するなど、鏡面仕上げには高度な技術が求められます。先述した通りこうした技術の習得には十数年以上の長い年月を要し、そのうえ手作業で幾日にもわたり作業を行うことが多いため、必然的に鏡面仕上げした製品の価格は高くなりがちです。

また、市販されている製品は色や形状などが限られるため、満足いくものを手に入れようとするとオーダーメイド製品を選ぶのが確実です。しかし、オーダーメイドは細かい仕様までクライアントの要望に沿って製作することから、必然的に費用が高騰します。

油はね・指紋などが目立つ

油はね・指紋などが目立つ

艶やかな表面に仕上げているゆえに、鏡面仕上げのテーブルは指紋や油汚れ、タバコのヤニといった汚れが見えやすいという側面があります。そのため、キッチンのそばや喫煙者がいる環境で使用する場合には注意が必要です。

指紋などがついた場合には、乾いた布で拭くと容易に汚れを落とせます。ただ、指紋などがつくと目立つため、きれいな状態を保つにはこまめな掃除をしなければなりません。このように手入れの手間が大きくなる点はデメリットといえるでしょう。

傷・衝撃に弱いものも

表面加工の方法にもよりますが、製品によっては傷や衝撃への耐性が低いものもあります。また、鏡面仕上げしたテーブルについた傷は目立ちやすいうえに、DIYでの補修も困難です。

基本的に、傷がついたら専門業者に修理を依頼しなくてはならず、高額な費用が発生します。購入時の美しさを長く維持するには、日ごろから傷がつかないよう配慮した使い方や対策が求められます。

鏡面仕上げのテーブルを長く美しく使うには

鏡面仕上げのテーブルを長く美しく使うには
鏡面仕上げのテーブルを、美しい状態で長く使うには、適切な対策が必要です。以下、鏡面仕上げしたテーブルの美しさを保ち、傷や衝撃から保護する方法をお伝えします。

やわらかい布で乾拭きを

落ちやすい汚れは、できるだけ早いタイミングで乾拭きして除去しましょう。落ちにくい頑固な汚れに対しては、水拭きしたうえで乾拭きするのが効果的です。また、薄めた中性洗剤を布巾などに含ませ、水拭きしてから乾拭きするのも有効です。
なお、水拭きと乾拭き、いずれの方法を取る場合にもゴシゴシと強くこすらないよう注意してください。微細なホコリをテーブルの表面に強い力でこすりつけてしまうと、小さな傷が生じる原因となってしまいます。

テーブルマットの使用で傷を防ぐ

鏡面仕上げしたテーブルの表面に一度傷がつくと、目立つうえにDIYでの補修も困難です。傷がつかないようテーブルマットの使用で対策しましょう。
おすすめのテーブルマットは、ビニール素材を用いた透明色の製品です。透明色なら、鏡面加工の美しさを損なわず、傷や衝撃からも守れます。

傷や衝撃対策としてテーブルマットを導入するのなら、厚さ2mm以上のマットがおすすめです。天板にフィットするよう、専門店でサイズをオーダーする、もしくはカットしてもらうとよいでしょう。

鏡面仕上げのテーブルにおすすめ!「テーブルマット匠」

テーブルマット匠」は、高級テーブルマットのオーダーサイズ専門店です。透明度の高い上質なテーブルマットを専門的に扱っており、鏡面仕上げしたテーブルの高級感や見た目の美しさを損ねることなく、傷や衝撃からも守れます。

匠のテーブルマットには適度な硬さがあるため、テーブル上で紙に文字を書くときにもスムーズです。また、プリントアウトした資料などをマットの下に挟んでもインク移りしません。

職人の手によって個別にオーダーカットすることから、あらゆるテーブルの形状にも対応できます。表面には特殊なコーティングを施しており、傷に強いのも魅力です。


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