今回は、ガラステーブルを使って後悔する理由や、ガラステーブルのおすすめな使い方、傷防止のためにできる対策を解説します。ガラステーブルの購入に悩んでいる方は、今回ご紹介する対策方法を参考に検討してみてください。
ガラステーブルが後悔する理由
おしゃれでスタイリッシュなガラステーブルですが、いざ使ってみると後悔することもあるようです。その理由を見ていきましょう。
割れる可能性
硬くて重いものや角があるもの、先の尖ったものなどを落とした場合や、強い衝撃を加えた場合は割れることがあります。急激な温度変化も割れる原因のひとつであり、たとえばガラステーブル上に薄い鍋敷きを置き、その上に熱々の鍋を置くと、熱がガラスに伝わって割れることもあるため注意が必要です。
ガラステーブルに少しのヒビや部分的な割れが生じている場合は、使用するのを控えましょう。少しのヒビや割れだからといって使い続けていると、全体が割れて大ケガにつながることもあります。
強化ガラスも同様
ガラステーブルに使用される主な素材として、フロートガラスと強化ガラスがあります。安価で加工しやすいフロートガラスと比べると、強化ガラスは3~5倍の強度を持っているといわれています。
ガラスに熱処理をした後、急激に冷やして作られる強化ガラスですが、耐久性が高い強化ガラスでも割れるときは割れます。強化ガラスが割れると、ガラス全体が粉状に砕けるという特徴があるため、普通のガラスよりもケガをしにくいでしょう。
傷が付きやすい
ガラステーブルには、傷が付きやすいというデメリットもあります。ガラステーブルの上で仕事や作業をする際などに、傷が付いてしまうこともあります。
ガラステーブルで食事をとる場合は、皿やコップ、カトラリーなどの硬いものを置く際に傷が付きやすいです。和食器などの底面がザラザラとした食器を置いたり、テーブルの上でずらしたりすると、簡単にひっかき傷が付いてしまいます。
汚れが気になる
透明度が高いガラステーブルは、ホコリや汚れが目立ちやすいのが難点です。おしゃれなガラステーブルも、汚れが目立つとインテリアの景観や清潔感を損ねてしまいます。
ガラステーブルに手が触れた際は、手や指の皮脂が付着して白っぽい指紋の跡が残ります。グラスや皿などを置いた際、底に付いた水滴がテーブルに付着して、水垢として残るケースもあります。
ホコリや手垢、水垢などの汚れの原因に合わせて、こまめにきれいにする習慣をつけることで、美しい状態を保てるでしょう。
音が気になる
皿やコップ、カトラリーなどをガラステーブルに直接置くと、カチャカチャと音が響きやすくなります。そっと置くことで音を抑えられますが、食事中にコップやカトラリーを置くたびに気を遣うのは、ストレスに感じることもあるでしょう。
ランチョンマットやテーブル用保護マットを敷くなどして、音が響くのを防ぐ方法を考える必要があります。
ガラステーブルの用途
ガラステーブルの特徴を踏まえると、どのような場面が使いやすいのでしょうか。向いている用途、向いていない用途をご紹介します。
どんな用途に向いている?
ソファの前などに置くリビングテーブルとして使うと、リビングをおしゃれに見せてくれるでしょう。ガラスは透け感があるため、大きいサイズのテーブルでも圧迫感を与えにくく、部屋を広く見せてくれるのがメリットです。
ベッドやソファの横に置く、サイドテーブルとしても使えます。読みかけの本や飲み物、観葉植物などを置く際にも便利でしょう。
ネイルテーブルとして使うのもおすすめです。ネイルをする際はポリッシュやジェル、リムーバー、トップコート、ベースコートなどを使用しますが、ガラスにこれらの成分が付着しても染み込まないため、拭き取りやすいという特徴があります。
天板はガラス、天板の下の棚板は木製などのデザインもあるため、好みや使い方に合わせて選べます。楕円形や円形のガラステーブルなら、やわらかい印象もプラスされます。
どんな用途に向いていない?
ワークデスクや勉強机としての使用は、使いにくさを感じる可能性があります。パソコン、モニターなどの周辺機器、書籍、書類などの重量物をデスクの上に置くことも多く、ガラスの耐荷重や強度を超えてしまうと割れるリスクが高まります。
ガラステーブルは冬場はひんやりとして冷たく、手がかじかみやすくなります。夏場はベタベタしやすく、皮脂が付着して汚れが目立ちやすいでしょう。仕事や勉強に集中できない可能性もあります。
割れるリスクを考えると、子どもが遊ぶ部屋に置くのも向いていません。低年齢のうちはテーブルによじ登る可能性もあるため、安全面を考えると避けた方がよいでしょう。
ダイニングテーブルとして使う場合は、何も敷かない状態だと音や傷が気になりやすくなります。
ガラステーブルの傷を防ぐ方法
モダンでおしゃれなインテリアを演出できるガラステーブルですが、表面に傷が付いてしまうと景観を損ねてしまいます。こちらでは、ガラステーブルの傷を防ぐ方法をご紹介します。
テーブルマットを使用する
テーブルマットをガラステーブルに敷いておくと、天板を傷から保護してくれます。塩化ビニールやアクリルなどを使った透明なマットであれば、天板のガラスの透明感を損なわずに使用可能です。
テーブルマットは、ガラスの天板を傷から守ってくれるだけでなく、汚れたときのお手入れを簡単にしてくれるのもメリットです。食べこぼしや飲みこぼしで汚れたときも、水を弾くため拭き取りやすいのが特徴です。
抗菌加工や耐熱性の高いタイプなど、ガラステーブルの用途に合ったテーブルマットを選ぶと使いやすさが増すでしょう。クッション性に優れたテーブルマットであれば、食器などを置いたときに響く音も軽減されます。
テーブルマット匠は、色味や硬さを調整したビニールと、特殊ポリウレタンUVコーティングによって作られたビニールマットです。傷や汚れが付きにくく、クッション性や滑走性にも優れているため、ガラステーブルにもおすすめです。
テーブルクロスを敷く
テーブルクロスも、ガラステーブルを傷から守ってくれます。綿などの素材であれば、汚れが付いた場合も洗濯しやすいでしょう。撥水加工が施されたものやビニール製のテーブルクロスは、汚れが染み込みにくいので、水拭きでお手入れも可能です。
テーブルクロスにはさまざまな柄や色、テイストのラインナップがあるため、好みやインテリアに合わせて選べます。ただし透明でないタイプのテーブルクロスの場合は、ガラスの透明感を隠してしまう点に注意しましょう。
傷防止シートを貼る
テーブルや家具用の傷防止シートや保護シートを貼るのもひとつの方法です。貼ってはがせるタイプであれば、シートの貼り替えもできます。
大切なガラステーブルに傷が付くのを防ぐと同時に、汚れも防げます。水拭きできるタイプであれば、シートに汚れが付着した場合にもお手入れしやすいでしょう。半透明のシートなら、ガラステーブルの透明感をそのままに傷防止ができます。
テーブルのサイズに合わせてシートをカットする必要がある点や、シートを貼る際に気泡が入らないようにする点には注意しましょう。
まとめ
モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれるガラステーブルは、高級感のあるインテリアにも取り入れやすいアイテムです。ただし割れるリスクがあることや、指紋などの汚れや傷が気になること、ものを置く際の音が響きやすいことなどの懸念点もあります。
ガラステーブルの傷は、テーブルマットやテーブルクロス、傷防止シートを使うことで防ぐことが可能です。なかでもテーブルマットはクッション性に優れたものもあり、傷だけでなく音が気になりにくくなるなどのメリットがあります。
傷防止としてガラステーブルに何か敷く場合は、お手入れのしやすさや景観なども考慮するとよいでしょう。