キッチンカウンター用マットは、キッチンカウンターにキズや汚れがつくのを防ぐだけでなく、滑り止め効果や食器がぶつかった際の音の問題を解消してくれる便利アイテムです。
キッチンカウンター用マットには、さまざまな種類が存在します。キッチンカウンター用マットの購入を検討している方は、どの商品を選べばよいのか迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、キッチンカウンター用マットの種類や、選ぶ際におさえておきたい10のポイントをわかりやすく解説します。キッチンカウンター用マットの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンカウンター用マットの種類
キッチンカウンター用マットには、角型タイプと変形タイプが存在します。
それぞれ異なる特徴があるため、購入する際はそれぞれの特徴をしっかりと把握し、自宅のキッチンカウンターに適したものを選びましょう。
角型タイプ
角型タイプの形は長方形もしくは正方形で、角の丸みが10Rまで製作可能な形状です。10Rとは半径10mmのことであり、わかりやすい例を挙げると1円玉の丸みに相当します。
キッチンカウンターが長方形もしくは正方形の場合は、この角型タイプを選びましょう。長方形や正方形であれば一辺の長さを簡単に測れるので、自宅のキッチンカウンターに適したサイズがすぐにわかります。
ただ、角が丸み帯びている場合は角Rも測らなければなりません。角の丸みが正確にわかっていれば、キッチンカウンターにぴったりフィットするマットを注文できます。
角の丸みを測らず適当に注文すると、角が合わない不恰好なキッチンカウンター用マットになってしまうため、注文する際は必ず角Rを測るようにしましょう。
変形タイプ
変形タイプは角型タイプである長方形や、正方形以外のすべての形状に対応しています。正円や楕円、くし形、ひし形、台形、多角形、波型など、あらゆる形状に対応しているので、キッチンカウンターが長方形や正方形以外の場合は変形タイプを選びましょう。
どんな形状でも図面や型紙などのやり取りで注文通り製作してもらえるうえ、切れ込み加工や配線穴のくり抜き加工、分割製作などにも柔軟に対応してもらえるため安心です。
ただ、長方形や正方形のように単純な形ではないので、どのメーカーでも対応しているわけではございません。変形タイプを選ぶ場合は寸法などを正確に測り、よく相談したうえで柔軟に対応してもらえるショップを選びましょう。
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キッチンカウンター用マットの選び方
サイズやカラー・デザイン、素材、厚みなど、キッチンカウンター用マットを選ぶ際はいくつかのポイントをおさえておく必要があります。購入前にポイントをしっかりとおさえておくことで納得の商品を手に入れられるでしょう。
ここではキッチンカウンター用マットを選ぶ際におさえておきたい10のポイントを紹介しています。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
サイズ
キッチンカウンター用マットを購入する際は、サイズ選びが非常に重要です。購入した商品のサイズが自宅のキッチンカウンターよりも小さいと全体にマットがかからず、不恰好になってしまいます。
一方でマットがキッチンカウンターよりも大きい場合は、余分な部分を自身でカットしなければなりません。カットを失敗するとマットがいびつな形になってしまい、最悪の場合は新しいものを購入することになります。
そのため、キッチンカウンター用マットを購入する際はキッチンカウンターの幅や奥行きなどを正確に測り、適したサイズの商品を選びましょう。
また、ぴったりのサイズが見つからなかったとしても、キッチンカウンターの寸法にちかい商品を選ぶことでカットする手間を省けます。
カラー・デザイン
一般的には半透明や白色のものが多いですが、おしゃれなデザインが入っていたり、色がついていたりするキッチンカウンター用マットも多数存在します。カラーやデザインは、自分の好みや部屋の雰囲気にあったものを選ぶのがおすすめです。
キッチンカウンター本来のデザインを大事にしている方は半透明、白が基調の空間であれば白色、シックな部屋にアクセントが欲しい場合は柄や色付きのマットなど、さまざまな選択肢があるでしょう。
また、透過性のない柄付きのマットであればキッチンカウンターについてしまったキズを隠せるので、キズを隠す手段としてマットを購入するのもひとつの手です。
おしゃれ
キッチンカウンター用マットはインテリアとしても重要な役割を担っています。「サイズさえ合えばいい」という考えではなく、おしゃれさも考慮しなければなりません。
ただ、おしゃれなマットであっても、部屋の雰囲気にマッチしていなければマットだけが浮いてしまうので注意が必要です。
素材
素材は使い心地を左右する非常に重要な要素です。使い心地の悪さはストレスにつながります。
素材によって触れた時の感触や食器の滑りやすさ、べたつきやすさ、防水性、耐熱性など、さまざまな点が異なるため、日頃の使い方に適した素材のマットを選びましょう。
厚み
キッチンカウンター用マットには厚さ1mm以下のものや、厚さ2mm、厚さ3mmのものなど、あらゆる厚さの商品が存在します。
ただ、厚いマットの方が薄いマットよりもクッション性や吸音性に優れているため、頻繁に使用するのであれば厚みのあるマットがおすすめです。
また、注文するお店によっては1mm単位で好みの厚さを選べるので、厚さにこだわりたい方はサイズオーダー可能なお店を選びましょう。
透明度
インテリアとしての役割も担っているキッチンカウンター用マットは、透明度によって部屋の雰囲気を左右します。
まず、透明のマットであればキッチンカウンター本来のデザインを損わず、もともとの雰囲気を保つことが可能です。半透明は透明ほどではなくとも透過性があるため、本来の雰囲気を残しつつも、キッチンカウンターについてしまった多少のキズは隠せるでしょう。
不透明は透過性がないのでキッチンカウンターのデザインが完全に見えなくなりますが、その代わり大きなキズがついていたとしても完全に隠せます。
また、デザイン性の高いマットも数多く存在するため、透明なマットに飽きた際は不透明なマットで部屋の雰囲気を変えてみるのもよいでしょう。
収納性
常に敷いておくのではなく、キッチンを使用する場合のみマットを敷くという方も多いかと思います。
そういった方にとって収納性の高さは非常に重要です。キッチンを使用する時のみマットを敷くのであれば、丸めて狭いスペースにも収納できる商品をおすすめします。
耐熱性
キッチンカウンター用マットの上には、温めたお皿や鍋などを置くこともあるでしょう。そのため、熱いものを乗せても問題ない耐熱性の高いマットを選ぶのがおすすめです。
耐熱性の低いマットは、温めたお皿や鍋の熱さに耐えられず溶けてしまう場合があります。
機能性
防汚や抗菌、滑り止め、耐熱など、商品によって備わっている機能が異なるため、購入前はマットにどういった機能があるのかをチェックしなければなりません。
日常的なお手入れの手間を省きたい場合は防汚機能のあるマット、雑菌の繁殖が気になる場合は抗菌機能のあるマットなど、購入する際は求める機能が備わっているマットを選びましょう。
お手入れのしやすさ
マットはどれだけ気を付けていても汚れることがあるため、お手入れのしやすさも選ぶうえで非常に重要です。
とくに小さな子どもが居るなどで汚れる可能性が高い場合は、耐薬品性に優れたマットがおすすめです。耐薬品性の高いマットであればエタノールやシール剥がし、除光液などが使用できるので、頑固な汚れもキレイに拭き取れます。
まとめ
キッチンカウンター用マットにはさまざまな種類が存在し、サイズやデザイン、厚み、備わっている機能などがそれぞれ異なります。そのため、購入する際は総合的な観点から商品を選ばなければなりません。
また、キッチンカウンター用マットはインテリアとしての役割も担っているので、柄が入っているマットや色がついているマットを選ぶ場合は部屋の雰囲気や印象を考慮する必要があります。
マットを使い始めてから後悔しないためにも、購入する際はどの商品がよいのかよく考え、自宅にぴったりのものを選びましょう。