新しいテーブルを購入したときに気になるのが傷や汚れです。テーブルの傷や汚れをあらかじめ防げたら、子どもがいる家庭でも安心できます。
そこで今回はテーブルコーティングの種類や傷を防止する方法、傷の対処法について解説します。こだわって購入したテーブルをきれいに保ちたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
テーブルコーティングの種類
テーブルコーティングの種類には以下の4つがあります
・ラッカー塗装
・UV塗装
・オイル塗装
それぞれ詳しく解説します。
ウレタン塗装
ウレタン塗装は、テーブルの表面にプラスチック樹脂系のウレタン樹脂を吹き付ける塗装です。現在販売されているテーブルの多くに採用されています。光沢がありプラスチックのような質感になるのが特徴です。
デメリットとしては、熱に強くないことが挙げられます。温度の高いものに触れると、変形したり白い跡が残ったりするかもしれません。一方で以下のようなメリットもあります。
・耐水性に優れているため、水をこぼしても安心
・定期的なメンテナンスが不要
・汚れやシミが目立たない
子どもが水をこぼしてしまう家庭のダイニングテーブルにおすすめです。
ラッカー塗装
ラッカー塗装は、樹脂系の塗料をシンナーやアルコールで薄めたものを吹きかけて塗装する方法です。昔から採用されてきた塗装ですが、現在は海外の家具などに多く見られます。
塗膜が薄いため、ウレタン塗装よりも耐水性や耐熱性に欠けるのがデメリットです。同じ理由で屋外での使用にも向いていません。しかし、塗膜が薄いので素材の雰囲気を活かせる、メンテナンスが簡単というメリットもあります。
なお、ラッカー塗装は金属との相性がよいです。したがって、金属を用いた家具におすすめの塗装です。
UV塗装
UV塗料は、樹脂塗料に紫外線を当てて硬化させる塗装です。ウレタンと同じように光沢があるプラスチックのような質感になります。樹脂塗料に紫外線を当てて硬化させるため、紫外線を当てると変色するような無垢材には使えません。
また、強い衝撃を受けると表面が欠けることがあります。硬すぎるため加工が難しく、知識や経験が豊富な方でもメンテナンスが困難なので注意しましょう。とはいえ、以下のようなメリットもあります。
・塗膜がウレタンよりも硬い
・おしゃれな雰囲気を演出できる
現代的でスタイリッシュな見た目のテーブルを作りたい人におすすめです。
オイル塗装
オイル塗装は、木材に植物由来のオイルを塗る塗装です。オイルは、チークオイル、柿渋、ナッツ系オイル、ミツロウなどが用いられます。どのオイルも人間の体に無害なので、子どものいる家庭でも安心です。
デメリットとしては、傷や汚れがつきやすいことが挙げられます。くわえて、定期的なメンテナンスも必要です。しかし、メンテナンスを繰り返すごとに味が出てきて、意図的には出せない雰囲気のテーブルを作れます。
なお、オイル塗装は、コーティングではなくオイルを塗り込む方法です。そのため、材質を活かした温かみのある雰囲気を作り出せます。成長とともに雰囲気が変わる勉強机を作りたい方におすすめです。
テーブルに傷をつけない方法
テーブルは材質によっては傷がつきやすいという弱点があります。そこで、以下のものを敷くことで、傷の防止が可能です。
・ガラス板
・テーブルクロス
それでは、1つずつ詳しく解説します。
テーブルマット
テーブルの上から直接テーブルマットをかける方法です。素材も複数あり、ビニールやゴム、アクリルがあります。カラーバリエーションも豊富で、無色透明から着色されたものまで幅広いです。
デメリットとしては、長い期間使っていると変色することです。とくに、無色透明のテーブルマットの場合、色移りが明確に現れることもあります。反対にメリットとしては、以下が挙げられます。
・自分でカットしてサイズ変更できる
・傷だけではなく汚れも防げる
とくに大きなメリットとなるのが、自分でカットしてサイズ変更できる点です。特徴的な形のテーブルにも柔軟に対応できます。子どもの安全のために、角が丸いテーブルに合わせてマットをカットしたい人におすすめです。
ガラス板
テーブルと同じサイズのガラス板をテーブルの上に乗せる方法です。傷だけではなく、汚れや水も防げます。
しかし、テーブルと同じサイズのガラス板はなかなか見つかりません。見つからない場合は、オーダーメイドになるため、その分多くの費用がかかります。
また、テーブルマットに比べるとズレる心配があります。とはいえ、ガラス板の自重があるので大きくズレることはありません。ですが、滑り止めなどで対応できるとより安心です。なお、ガラス板には以下のようなメリットもあります。
透明なガラス板をおけば、素材の見た目を楽しめる
高級感を演出できる
テーブルの見た目を損なわずに傷や汚れを防止したい人におすすめです。とはいえ、ガラス素材なので割れると危険です。子どもがいる家庭では控えた方がよいでしょう。
テーブルクロス
テーブルクロスを敷く方法です。テーブルクロスの素材には、はっ水加工、抗菌仕様、防臭仕様があります。複数持っておいて、使い分けられるのも特徴です。
素材の見た目を隠してしまったり、滑りやすかったりするデメリットがあります。また、テーブルクロスがテーブルの端から垂れていると、子どもがつかんで事故につながる恐れもあるため、注意が必要です。とはいえ、テーブルクロスには以下のようなメリットもあります。
・簡単に導入できる
・軽いので交換が簡単
・布製なので、簡単に選択できる
テーブルの上が頻繁に汚れるようなご家庭におすすめです。
テーブルに傷がついたときの対処法
テーブルに傷がついたときの対処法は以下の2つです。
・業者に依頼する
それぞれ、詳しく解説します。
再度コーティングする
現在施してあるコーティングと同じ方法でコーティングする方法です。場合によっては、現在の塗装を剥がして処置しなければいけません。
デメリットとしては、コーティング部分に傷がついたときにしかできないことが挙げられます。テーブル本体に傷がついた場合は、別の方法を採用すべきです。
しかし、傷が目立たなかったり、傷による耐水性の低下を防げたりするメリットがあります。ウレタン塗装やUV塗装のように、厚めの塗装が施されたテーブルを持っている人におすすめです。
業者に依頼する
テーブル修理業者に依頼することで、テーブルについた傷を修理してもらえます。業者に依頼する分、費用は高くなりますが確実に修理可能です。さらに、素人が対処するよりもきれいに修理してくれたり、かなり深い傷でも対処してくれるというメリットもあります。
自分で対処できる自信がない人や、傷がつく前と同じような状態に修理して欲しい人におすすめです。
テーブルコーティングの種類と傷の予防について詳しくご紹介しました。こちらでは、実際に傷がついてしまったテーブルを修復する効果的な方法やおすすめの防止方法について、より詳しく解説します。あわせてご覧ください。
まとめ
テーブルコーティングには、ウレタン塗装やオイル塗装、UV塗装などの種類があります。それぞれ特徴があるため、テーブルの種類や材質、ご自宅のインテリアに適した種類を選んでください。
また、テーブルの傷を予防する方法としては、テーブルマットやガラス板、テーブルクロスが挙げられます。とくにテーブルマットは、材質がやわらかいため、子どものいる家庭でも安心です。
なお、デスクマット匠では、オーダーカットに対応したテーブルマットを取り扱っております。テーブルマットの購入を検討されている方はぜひお問い合わせください。